はなむけ屋

「あの、き、聞こえますか？ 誰か、　助け　てください、 よく分からな　い　生き物がいて…。 血、血が、沢山、うぁ、」 ぐしゃっ。 深夜24時26分。 警視庁の貴方(たち)の課に、一本の電話が寄せられた。 誰かが助けを求める声の次に、大きく柔らかい塊が潰れるような音。 すぐに事件性があると判断され、調査が入ったが、電話は非通知番号からかけられており、調べによると発信源は「存在しない」らしい。 そして何よりも不可解な点は、あれから毎日同じ時間に一言一句 違わない内容の電話がかかってきているという事である。 メーデー、メーデー。 名前も知らない誰か、 どうか 助けてください。 シナリオサンプルはこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18359356